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石芯塾50周年演武大会に出場して ― 学びと気づきの2日間

こんにちは。合気道下関道場です。

先日、私たちは静岡県で開催された 石芯塾50周年演武大会に出場してまいりました。さらに翌日には、本部道場長による特別講習会に参加し、充実した2日間を過ごしました。今回のコラムでは、その体験を振り返りながら、合気道における「基礎の大切さ」について皆さんと共有したいと思います。

 

 

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石芯塾50周年演武大会に参加して

 

合気道の世界では、各地の道場が日頃の稽古の成果を発表する「演武大会」が定期的に行われています。今回の石芯塾50周年演武大会は、特に歴史ある大きな節目の会であり、全国各地から多くの門下生や先生方が集まりました。

 

大きな会場に集まった参加者の熱気は圧倒的で、普段の稽古では味わえない独特の緊張感と高揚感がありました。舞台に立ち、自分たちの稽古を披露することで、「技を正しく理解しているか」「姿勢や呼吸が整っているか」「相手との呼吸が合っているか」が改めて問われます。

 

私自身、日常の稽古の延長で臨んだつもりでしたが、大勢の前に立つと細部の甘さがすぐに露呈します。その一方で、普段の練習で身につけた「礼」「立ち方」「足捌き」が自然に体から出てくる瞬間もあり、稽古の積み重ねが確かな自信となっていることも実感できました。

 

 

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翌日の特別講習会で学んだ「基礎の体捌き」

 

演武大会の翌日には、本部道場長による特別講習会に参加しました。内容は、合気道における「基礎の体捌き」の徹底。

 

体捌きは、単なる足の運び方ではなく、身体全体の在り方や軸の通し方と深く結びついています。

 

どの方向に足を運ぶか

 

どのタイミングで重心を移すか

 

相手との呼吸をどう合わせるか

 

 

これらを一つひとつ丁寧に確認することで、技の精度が大きく変わっていきます。講習会では「小手先の技術ではなく、身体の在り方こそが合気道の根幹である」と繰り返し強調されていました。

 

実際に指導を受けながら体を動かすと、「今まで自分が無意識に力んでいた部分」「足の踏み込みが浅かった部分」などに気づかされます。日常の稽古では気づきにくい小さな癖が、こうした機会に浮き彫りになるのです。

 

 

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道場に持ち帰る学び

 

この2日間の体験で得られたものは、技術的な成長だけではありません。

 

1. 日頃の基礎稽古の重要性を再確認したこと

 礼法、立ち方、正座、足捌き、手の内……。地味に見えるこれらの稽古こそ、合気道を形づくる土台です。

 

 

2. 仲間と学ぶ喜び

 他地域の道場生と交流することで、自分の課題が客観的に見え、新しい刺激を得られました。

 

 

3. 継続の力

 50年という長い年月を積み重ねてきた石芯塾の姿勢は、私たち道場にとっても大きな励みとなりました。

 

 

 

下関に戻ってからの稽古では、さっそく講習会で学んだ体捌きを取り入れています。生徒の皆さんにも「足の使い方」「重心の置き方」を丁寧に伝えることで、技の安定感や身体の軽さを実感していただいています。

 

 

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生徒さんも少しずつ増えています

 

ありがたいことに、このところ道場に新しい仲間が増えています。見学や体験を経て「合気道をやってみたい」と感じてくださる方が少しずつ増加中です。

 

合気道下関道場は、初心者の方でも安心して始められる環境づくりを心がけています。

 

丁寧な基礎指導

 

年齢や体力に合わせた稽古内容

 

礼法や姿勢を通じて日常に活かせる学び

 

 

健康づくり、ストレス解消、護身術の習得など、それぞれの目的に合わせて続けられる習い事です。

 

 

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おわりに

 

石芯塾50周年演武大会と特別講習会に参加した2日間は、まさに「学びの濃縮された時間」でした。ここで得た気づきを日常の稽古に落とし込み、地域の皆さんに合気道をより深く体感していただけるよう努めてまいります。

 

これからも、小手先の技術に頼らず、身体の在り方を大切にする合気道を指導していきます。

 

📍 合気道下関道場

下関市清末陣屋5丁目10

稽古日:水曜・金曜 18:30〜20:30

見学・体験、いつでもお待ちしております。

 

 

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